こんにちは、長野県に移住して4年目のひろぴーです。
政府の後押しもあり、今何かと話題の地方移住。
いざ地方移住をしよう!と思って調べてみても、何を基準に選んでいいかわからなくなる人も多いのではないでしょうか。
前回は、長野県に移住してみて見えた、メリット&デメリットについてお伝えしました。
こちらの記事↓

今回は、長野県への移住を検討しているこんな方に向けて記事を書いています↓
・雪国の寒さが心配
・子育て環境が気になる
・長野県の移住に自分が向いているか不安
・コレ!という決め手がなく、移住先を迷っている
コロナの影響により、だいぶリモートワークが定着しつつありますね。
そんな中、暮らす場所の選択肢が広くなりました。
ただ、なんとなく地方移住が話題になっているから「地方で暮らすのもいいかも」と、この機会に移住してみようかなと思う人もいるかもしれません。
実際に地方に移住したひろぴーが、これから移住する人に向けて伝えたいことをご紹介していきます。
「ただなんとなく地方移住に興味がある」あなたも、この記事を読むことで、具体的に移住を考えるきっかけになれば嬉しいです。
長野県に移住する際のポイント
まずはじめに、長野県に移住したひろぴーが思う【移住のポイント】について解説していきます。
①移住者の多い市長村を検討する
②寒さが気になるなら、移住前に冬の生活を体験してみる
➂とりあえず住居は村(市町)営住宅からスタートしてみる
④それぞれの市町村の待遇をチェックする
➄実際に移住した人に、移住後の生活を聞いてみる
⑥子育て世代は気になる!小児科はあるか?
①移住者の多い市町村を検討する
やはり、移住者の多い市町村は地域に溶け込みやすいと感じます。
地元の人も移住者に慣れているので、すんなり新しい移住者を受けいれてくれる器をもっています。
家を探す時、仕事探しの面でも移住者同士で情報交換ができます。
排他的でない雰囲気があり、常に新しい移住者が越してくるので、とても多様性に富んでいます。
これは、住んでみないとわからないことでした。
②寒さが気になるなら、移住前に冬の生活を体験してみる
実は、私は雪国の長野県で生まれ育ちましたが、寒いのが超苦手です。
家では毎年、一人ミシュラン状態です。(着すぎ)
雪が多く寒さが厳しい地方に移住を検討しているなら、移住前に一度、冬の厳しさを体験しておいた方がいいです。
寒いのが苦手な私のような人は、寒いだけで本当に気がやんだりします。
夏は涼しくて快適なので、移住したい!と思いますが、あえて冬に見学にいくと厳しい面も見えます。
ちなみにうちは、11月に村営住宅を見に来て、3月に引っ越しました。
冬の始まりに見学し、冬の終わりに引っ越したので、真冬をみていません。
将来古民家で暮らしたいなら、リノベーションをする際、冬の寒さ対策をしておいた方がいいでしょう。
私の住む村はここ数年雪が少なく、去年は雪かきをしたのは数回。
日中は太陽の光のみで快適に過ごせる日が多かったです。
ちなみに私は、家の中が寒いのが苦手ですが、雪景色は好きですよ。
➂とりあえず住居は村(市)営住宅からスタートしてみる
移住を決めた当初、空き家バンクに登録されている古民家も見学しました。
ただ、大規模な改修が必要そうだったので、断念しました。
おそらく、ほとんどの古民家は改修が必要になります。
「いきなり古民家を購入するのは……]とためらっているのなら、村(市町)住宅からスタートするのがおすすめです。
どうしても古民家で暮らしたいなら、村(市町)住宅に住みながら古民家を見つけるがいいでしょう。
ちなみに、私達がこの村を移住先に決めた一番の理由は、
「村営住宅が空いていた」からです。(とても単純な理由)
古民家暮らしには憧れはありましが、改修工事費用は今は払えない、とうことで早々に断念し村営住宅に申し込みました。
(市町村によっては、空き家改修にも助成金が出ます)
ちょっとログハウス風の家と、広い庭+倉庫+駐車場付き。
一目で気に入り、速申し込みました。
実際に住んでみた感想は「文句なし」です。
住み心地&家賃の面からいうと、かなり破格です。
隣の市では一軒家で庭付きの家で、この家賃はありえません。
ご近所さんも、移住者や地元の方、色々ですが皆さん日中は働いているのであまり会うことがありません。
ご近所との距離感でいうと、普段は都会とあまりかわらないかもしれません。
④それぞれの市町村の待遇をチェックする
長野県は村の数が全国で一番多く、35もの村が存在します。
各市町村の移住情報を見ると、市町村によってだいぶ待遇も違ってきます。
私達が暮らす村は、子育て世代への支援が充実しています。
・結婚して〇以内の新婚夫婦へお祝い金
・子供が生まれたら¥〇のお祝い金
・移住後3年以内に起業したら助成金がもらえる etc……
・不妊治療に助成金
移住先を考えた時、〇〇市より子育て世代にやさしい、というのもこの村に移住した理由の一つです。
移住希望者に対して、市町村ごとに様々な支援があるので、色々比較してみるのもいいですよ。
➄実際に移住した人に、移住後の生活を聞いてみる
移住先がなかなか決められないなら、実際に移住した人に移住後の生活を聞いてみるといいでしょう。
移住は、その地に実際に住んでみないとわからないことも多いです。
仕事探しの苦労、家のこと、起業後の生活、移住者のプライベートの部分なのでなかなか見えにくい部分もあります。
気に入った土地があったら、その土地に何度か通い、知り合いを作っておくのも手です。
カフェ&お店をやっている人、思い切って声をかけて移住後のこぼれ話を聞いてみると、迷いがなくなるかもしれません。
⑥小児科はあるか?
村には小児科がありません。小さい村なので診療所のみです。(予防接種は可能)
なので、移住したい村に小児科があるかどうかは事前にチェックできると安心です。
我が家は、隣の市にある小児科でお世話になっています。
保育園ママや先生に教えてもらい、様々な小児科でお世話になり病院難民になった時期もありました。
今お世話になっている小児科は、車で30分くらいですが慣れれば距離は気になりません。
「○○村には小児科はない場合がある」ことは頭に入れてくといいでしょう。
長野県移住に向いている人
長野県に移住した私が個人的に思う、長野県への移住に向いている人↓
・とにかく山が好き
・農のある暮らしの中で、何かを成し遂げたい
・地域の活動が苦じゃない
上記のどれかに当てはまれば、長野県の移住生活も楽しくなるでしょう。
長野県に移住した人の中には、移住を後悔している方の意見もあるようです。
「長野県民は閉鎖的だ」
「自治会費が高い」
などなど。
私の知り合いに大阪から長野県に移住した人がいます。
定年退職後の移住でしたが「長野県民やっぱりどこか閉鎖的な部分もある」と言っていました。
大阪に住んでいたことのある長野県民の私からすると「確かに大阪人のオープンさに比べたら閉鎖的かもしれない」と思います。
閉鎖的、というより関係を築くまでに少し時間がかかるのかもしれません。
私の夫はカリブの人ですが「カリブと大阪は似ている」とのこと。
目があったら友達、みたいな感覚がカリブ&大阪人にはあります。
長野県の人は、はじめからグイグイはきません。
山に囲まれた環境からか閉鎖的な考えの人もいて「様子を探る」という文化はあるかもしれません。
ただ、仲良くなり始めたら腹をわって話せる関係になれると思います。
でも、どこで暮らすにも覚悟をもって、本気でその地で生活を築いていこうと思う人には、どこにいて周りが応援してくれます。
自分から地域に入っていく努力も必要になるでしょう。
長野県の子育て環境はどうなの?
隣村のスキーリゾート地は車で30分
子育てにおいて、何を大切にするかは個人個人その価値観は異なります。
個人的には、長野県は子育てにとてもいい環境だと思います。
私自身が山に囲まれて育ったので、子供にも自然のなかでのびのびと大きくなって欲しいと思っています。
子供が少ないことが逆に功を奏し、子供同士の絆が強くなったり少人数クラスゆえに、先生の目が生徒一人一人に届きます。
また、村の施設を格安で利用でき、施設利用者もそれほど多くないのもいいですね。
教育の面ですが、子供がどうなりたいかは環境が作ると思っています。
自然に興味が湧いたり、異なる世代間の交流を通し、芽生える意識も異なるでしょう。
子供が本気で○○になりたい!というなら親としては応援したいと思っています。
「田舎で暮らしているから……]
そう思う人もいるかもしれませんが、
教育の質が下がることはなく、むしろ上がると思っています。
子供を誘惑するものがなく、自分のやりたいことに夢中になれる環境です。
今は、オンラインで世界とつながれる時代です。
パパが外国人なので、きっと子供たちは、世界にも興味をもつ時がくるでしょう。
その時、今の世の中がどうなっているか全く未知ですが、子供たちのやりたいことを実現できる未来であってほしいと思います。
まとめ
四方を山に囲まれて移住してくる人が多い長野県。
そんなあなたも、山好きでしょうか?
縦に長い日本は、北と南でも生活の様子、気候などがだいぶ違います。
まずは、長野県への移住を検討しているあなたも「自分たちがどんな暮らしを望んでいるか」をしっかり把握することが大切です。
・子育て環境は充実しているか
・住む家はどうするのか?
・山or海の近く
・本当に雪国で大丈夫か?
色々お伝えしましたが、いい物件があったり、やりたいことができる環境がそろっている場所に出会えると「あ、ここにしよう」という瞬間がやってきます。笑
頭で思い描いているだけでは実現しないので、とにかく行動し情報を得て、あなたの想い描く生活にぴったりな素敵な土地を探して下さいね。
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