繋留流産体験記&次の妊娠のためにしたこと

子育て
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こんにちは、ひろぴーです。

だいぶご無沙汰しています。

ここ数週間(約1カ月半)、体調が悪く、ほとんどPCに向かえない日々が続いていました。

というのも先月、3人目の妊娠が発覚。

思いがけない妊娠に動揺したのも束の間、繋留流産の診断を受け、先週手術を受けました。

しかも、手術2日前に風邪をひき、さんざんな日々。(厄年もうすぐ?)

手術後ピタリとつわりがなくなり、それだけで日常生活を普通に過ごせるようになり、体はだいぶ楽になりました。まさか、3人目を妊娠するとは思っておらず、しかも2度目の流産は予想外過ぎる出来事だったわけです。

実は、妊娠した人の6~7人に1人は流産を経験すると言われています。繋留流産も、実際に私の周りでも経験している知り合いが何人かいます。

今回、繋留流産を経験して悩んだことがあります。

それは「手術or自然排出を待つ?」の選択肢を考えなければいけなかったことです。

特に、子育て&ワーキングママにとって、つわりが続くのは相当しんどい。

この記事では、今回私が経験した繋留流産の経過、実際の手術について詳しく解説していきます。また、1人目の流産を乗り越えた時のメンタルと、次の妊娠のために努力したことを改めてお伝えします。

この記事でわかること

・繋留流産の診断~手術までの経過
・繋留流産手術のメリット&デメリット(子育て中のママ&ワーキングママ)
・流産後の妊娠のためにしたこと(過去の記録)

それでは、早速みていきましょう。

繋留流産の診断~手術までの経過

今、この記事を読んで頂いている方の中には、繋留流産の診断を受けて心がザワザワして辛い方もいるかと思います。

私が繋留流産の診断を受けたのが、この記事を書いている今から約3週間前のこと。正直、3人目は予想外の妊娠で、そんなにショックを受けてないつもりでした。でも、やっぱり悲しいんですよ。手術後が一番辛かった。

私は、長女を授かる前に1人目を流産していますが、その時は「完全流産」でした。

繋留流産・完全流産の違いについて↓(日本産婦人科医会より抜粋)

稽留流産は、出血や腹痛などのいわゆる3週間流産の徴候がないがをうけて、超音波検査で発育が停止(流産)していると診断されるものである。妊娠12週までの流産の原因のなかには、受精時に偶発的におきる染色体異常によるものが多く、初期の流産は、予防・治療し得ない、自然淘汰という自然現象と考える。
 自然淘汰される胎芽は、まず、発育しない、心拍停止するなどの現象がおき、次いでその妊娠を自然に終わらせるべく子宮収縮がおき、出血や腹痛などのいわゆる流産の症状がでて進行流産→完全流産へと推移する。

引用:日本産婦人科医会

今回診断を受けた繋留流産について、妊娠発覚~手術に至るまでの約1カ月間の経過はこんな感じでした。

①生理が予定日より一週間遅れ、吐き気を感じるようになる。
②生理予定日より3週間後、妊娠検査薬でくっきりと「陽性」に。
➂生理予定日より4週間後に初診察(8周目)、心拍聞こえず「恐らく流産でしょう」との診断。
一週間後に、再診。
④2度目の診察で、やはり心拍が聞こえず、繋留流産確定。手術or自然排出を待つかを一週間後に診察も兼ねて相談。
➄一週間後の診察を待たずに、前回④の診察から3日後に診察&手術の相談(血液検査含む)3日後に流産手術を予約。(10周目)
⑥手術当日は9時30分に受付し、子宮口を開く処置をし、12時~手術。2時間後に麻酔から覚めて、16時に診察し問題なく、帰宅。
➆2週間後に再診。問題なければこれで終了。(診察せずに、尿検査のみで完了)
(通常、術後一週間後に再診だが取り出した内容物を病理検査に出し、結果が分かるまで10日かかるため、2週間後になった)
⑧手術後の診察の結果は、尿にまだ「陽性」がでているが子宮の中はキレイ。病理組織検査も問題なし。生理が戻ってくるのは2カ月後くらい。排卵日が不順になりやすい、とのこと。

初診察8周目、手術を浮けたのが10周目でした。

かかった費用】合計:約¥26.890

・手術前診察×3回:約¥10.000
・手術:¥16.500(健康保険適用)
・手術後診察:¥390

病院や、個々の状況、手術を受けた時の週数によっても異なるようです。

ちなみに、知り合いは9周目で流産手術を浮けて手術費用は¥10.000位だったそうです。

ちなみに、私が手術を受けた病院では「11周目までの流産手術は吸引法」となっていました。

術後の検査は、尿検査と診察でした。尿にはまだ「陽性」が出ていましたが、診察では子宮はキレイになっていたので「徐々に反応はなくなっていくでしょう」とのこと。

病理組織検査も問題なかったので、一安心。

 

繋留流産手術のメリット&デメリット

繋留流産の診断を受けて、一番悩んだのが手術or自然に流れるのを待つか?でした。

すぐに手術を受ける勇気もなかったので、2~3週間待って出血がなければ、手術をする決断をしました。

先生によると、自然排出で70%の人は子宮の内容物がキレイに流れる、らしいです。
ただ、4週間くらいダラダラと出血が続いたりするそうです。

自然排出した後、診察で内容物が残っていれば、子宮の内容物を完全に取り出すために手術が必要になることもあるそう。

1人目を10周目で手術を受けず「完全流産」した経験から、今回流産手術を受けた経験から感じたことをメリットデメリットにまとめてみました。

流産手術のメリット

私が感じた、手術を受けるメリットはこちら。

①ワーキングママ、子育て中のママなら、手術の方が安心
②出血が少なくてすむ&自然排出に比べて痛みが少ない
➂手術後3日間は仕事を休み、安静にしなければならないが、手術後は日常生活を安心して送れる

①ワーキングママ、子育て中のママなら、手術の方が安心

私は「手術をしてよかった」と思っています。

私が手術を選択した一番の理由はいつくるのか分からない出血を心配しながら日常生活をこなすのが辛かったからです。

繋留流産の診断を受けた後も、まだ吐き気は続いていました。

2人目も子育て&仕事をしながら妊娠時期を乗り越えましたが、今回は「妊娠を継続できない」と分かってしまったので、正直2人のお世話&仕事(力仕事もあり)をしながら、いつ来るかわからない痛み、出血におびえながらのを日々はけっこう辛かったです。

手術を受けた後、吐き気がピタリと止まりそれが悲しくもありましたが楽にもなり、日常をすぐに取り戻せたことがよかったです。

②出血が少なくてすむ&自然排出に比べて痛みが少ない

自然排出した際の流産の痛みにも個人差があると思いますが、私の場合、痛み&出血に関しては手術の方が負担がかなり少なかったです。

実際、手術当日の出血はほぼなく、一週間経って生理の最終日くらいの出血量です。

また、子宮の痛みもほぼありません。

一人目の流産を自宅で経験しましたが、あの時の痛みが今までの人生で、一番辛かったです。大げさではなく、お産の痛みの10倍は痛いです。

流産した前日の夕方に出血があり、次の日の午前中に下痢の様な痛みと出血があり、その後、数時間子宮がえぐりとられる痛みに耐えました。天井がグルグル回り、失神するかというほどの痛みでした。

その日の夜に夜間の急患で、夫に付き添われ歩いて病院へ行きました。今でも鮮明に覚えています。

「完全流産です」と言われ、エコーに映った空っぽの子宮を見て、涙が止まりませんでした。流産した日から2日ほど会社をお休みしました。

その後、友人から紹介してもらった個人クリニックで、子宮の様子を診察してもらいました。

➂手術後は日常生活を安心して送れる

子供がいて仕事をしていると、家事や保育園の送り迎えなど、必ずやらなければいけない日常のタスクがあります。

この’’必ずやらなければいけない日常のタスク’’を、手術後に普通にこなせる様になったことは、計画的に手術をしたことのメリットだと思います。

特に、起床時・夕食後の吐き気がひどく、グッタリしてたので、私が家事をできない分、夫の負担が増えてていました。

アメリカでは社会的損失を軽減するために、手術が推奨されているそうです。現実的な話すぎて、ドクターからその話を聞いた時は「えっ?!」と思いましたが今振り返ると、分かるような気がします。

ちなみに、

「手術後3日間は仕事を休み、安静にしなければならない」手術前に渡された手術前説明書にもそう書かれています。

なので、手術後は無理せず、ゆっくりと休養して下さいね。

(私も、仕事をお休みしましたよ)

流産手術のデメリット

私が感じた、手術を受けるデメリットはこちら。

①輸血同意書にサインしないといけない
②手術後、一人で帰れない(送り迎えを誰かに頼まないといけないorタクシー)
➂手術費用がかかる

①輸血同意書にサインしないといけない

手術前の診察で、手術当日の説明書をもらうのですが、その説明書で一番ネックだったのが「輸血同意書」のサインです。

’’この手術で輸血になることはごく稀’’とは書かれていたのですが、細菌に感染することがある……という様な内容の文章を読んで、怖くなりました。

でも「出産時に異常がなかったから、大丈夫のはず」と変な自信を持つことにして、手術に挑みました。

実際のところ、手術後の出血はほとんどなかったです。

手術当日、貧血を指摘されましたが、手術を受けても問題ない程度だということでした。

②手術後、一人で家に帰れない。迎えを誰かに頼まないといけない

これはデメリットというより注意点になりますが、手術後、自力で帰宅はできません家までどうやって帰宅するのか?考えておいた方がいいでしょう。

手術後、麻酔が覚めて2時間後に帰宅しましたが、外は歩けますが朝から絶食・絶飲ということもありフラフラして、危ないと感じました。

私は父親に迎えにきてもらいましたが、無理ならタクシーで帰宅する予定でした。

手術当日は、できたらあまり動きたくなかったので実家に一泊しました。ズキズキ・チクチクする痛みが少しあったので、両親に保育園の迎えをお願いして正解だったと思います。

実家が近くて、こういう時とても助かります。
(一度目の流産の時は都会暮らしで、診察後は徒歩で帰宅しました💦)

➂手術費用がかかる

当たり前ですが、手術となるとお金がかかります。

そこは自然排出の痛みとの兼ね合いですね。

でも、保険が適用され、手術前の説明では「2万円前後」と言われました。

実際、手術にかかった費用の合計は¥16.500ほどです。(日帰り入院&個人部屋)

個人部屋で、トイレ&シャワー室もついていたので、部屋もけっこう高かったと思いますが、思ったより費用はかかりませんでした。

 

流産後、次の妊娠のためにしたこと(過去の記録)

流産して一番気になるのが「次回の妊娠は大丈夫か?」ということではないでしょうか?

「流産後は妊娠しやすい」というのも、ネットを調べるとよく聞く話ですよね。

流産を一度経験すると、ショックが大きく「次の妊娠は継続するのか?」ためらってしまうかもしれません。

私も、長女を授かる前に一度流産していますが、流産から3カ月後に長女を授かることができました

もともと、夫の男性不妊が発覚し、手術も受けました。

手術から1年後に妊娠し流産に至ったわけですが、「妊娠できたとうことは、自然妊娠できる可能性はある」ポジティブにとらえることに。

流産後、自分でも排卵日検査薬を購入し、チェックしていましたがうまくいかず、暗いトンネルの中にいる様な気持ちになりました。

その後、流産から1カ月後、友人に紹介してもらったクリニックで子宮の状態を診てもらい、タイミグ療法をすることに。

漢方薬をもらい1カ月間服用し、2回目のタイミグで長女を妊娠することができたんです!

でも、一度流産しているので、安定期に入るまでかなり不安ではありましたよ。

しかし、12周目を超えて、健診の度に成長しているのを確認し少しずつ「今回は大丈夫かも」という確信に変わっていきました。

流産は6人に1人の割合で起きることで、珍しいことではありません。

結果的に、2度流産している私達も、現在2人の子供に恵まれました。

妊娠できた事実があるので、それをポジティブにとらえて、少し心が落ち着いたら次の妊娠をがんばってみるのがいいかもしれません。

子供はタイミングをみて、やってくる

ちなみに、長女を妊娠した時の状況を少しお話すると、

夫は解雇勧告を受けて、私は転職先がきまった時でした。子供はとりあえずちょっと置いといて、まずは転職して頑張ろう、というタイミグ。夫も私も、今まで我慢していた職場から解放されて、心が軽くなっていたと思います。

長女は、凄いタイミグでやってきましたが、子供はどんなタイミングでやってくるか分かりません。

一つ言えることは、ストレスなく楽しく過ごせているとやってくるのかもしれない、ということです。

そして、自然にできるのを待ってもなかなかやって来ない時は、医療の力に頼るのも手かもしれません。

漢方薬がどれだけ効き目があったのかわかりませんが、タイミング療法で排卵日をある程度特定できたことが、長女の妊娠につながったのではないか、と思います。

流産は悲しい出来事ではありますが、次にやってくる力強い命と引き換えに、席を譲ってくれたのかもしれい、と今ではそう思っています。

実際に長女は、女の子ですが男の子以上によく動き、やんちゃ娘です。

まとめ

 

今回の妊娠は、予想外の妊娠でした。

妊娠発覚当初、動揺しましたが、3人姉妹を想像してワクワクもしました。

実の父親にも「貧乏の子沢山だ」と言われ、3人目はあきらめろ、と母親を通して言われました。(そう言われたのは、けっこうショックでした)

うちは、夫が外国人で子供がハーフなので「どうしても2人は子供がほしい」とは思っていました。それは、お互いに理解しあえる兄弟を作ってあげたい、というのが一番の理由です。そして、あわよくば「3人いたら心強いだろうな」とも思っていました。

しかし、今後、年齢的に3人目を授かるのは難しいだろうな、と思っています。

2度の流産を経験し、改めて「子供は授かりもの」だと思うと同時に、今いる2人の子供たちに、今まで以上の愛情を注いでいこう、と気持ちを新たに日々の子育てを頑張ろうと思います。

余談ですが、術後の診察で、ドクターから避妊用具を子宮に入れることもすすめられました。ですが、おそらく使用しません。自分の体の中に異物を入れるのに抵抗があるのと、自然に反することはしたかくないから。

また、不妊を経験すると子供を作らない選択を決めるのには、勇気がいります。ドクターには「自然での妊娠は無理です。顕微鏡受診をおすすめします」と言われても、自然に任せてやってきれくれた長女のことを思うと「あの時の自分たちの選択は間違っていなかった」と思うんです。

「普通に考えて、その経済状況で3人目は無理でしょ」と両親にも遠回しに言われましたが、どんなことが起こるかわからない今のこの世界。ただ、お空に帰っていった3人目をおもうと、今の我が家の状況があまり好きじゃなかったのかもしれないです。

もしもまた、奇跡的に3人目がやってきてもいい様に、心地よく生活できる環境を作っていきたい、と改めて思います。

この記事が、辛い経験をしたあなたの参考になれば、幸いです。

 

 

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