こんにちは、ひろぴです。
移住して4年目の冬を迎え、ここが雪国だったことに今さら気づかされています。
今年の冬は特に寒さが厳しくて、マイナス10度以下までさがる日も日常茶飯事。朝は窓の凍結でカーテンも一緒に凍っています。
子供を出産して体の体質が変わったからなのか、今年は特に風邪をひきやすくなり咳の痛みも長引くことが多くなってきました。(まぁ、年齢的なこともあると思いますが……)
こりゃいかん!とかなり焦りを感じ、できるだけ体を動かすことを日常に取り入れていくことにしました。
そんなわけで、まずはウォーキングを習慣にしようと思い、村の山道をめぐってみることに。
そして、たった2時間のウオーキングでしたが、色々な気づきがありました。都会暮らしでは感じることも、気にすることもなかったこと。
それを感じるには心に余白がないと見えないことかもしれません。
地方ならではの何でもない日々の日常の気づきを、移住の魅力とともにご紹介していきます。
毎日が森林浴
長野県の山は奥深い
今日は、桜で有名な表立屋の方へいっていきました。
家の近所で森林浴ができるのは、地方移住の最大の魅力だと改めて思います。
山道を歩いていると、自然の気をわけてもらえる様な気がします。
実際に私もそう感じるのですが、山には人を癒すセラピー効果があることが研究で明らかになっています。
あなたも、日々の疲れを癒すために自然の中で過ごしたくなりませんか?
とりわけ、長野県は登山できる山がたくさんあり、ゴールデンウィークになると沢山の観光客であふれかえります。
「森林浴」として有名な‘’信濃町’’も長野県です。
森林浴とは、樹木に接することで心身への癒しを求める行為のこと。1980年代に日本で誕生、自然の中で誰でも手軽にできる健康的な過ごし方として、今では世界中の多くの人が楽しんでいます。
引用:じゃらん
森に入って深呼吸してみると、日常では感じることのない香りがします。
これは「フィトンチッド」と呼ばれる成分。
抗菌、防虫、リフレッシュ効果があり、樹木が自分自身を守るために発している成分だそうです。
この「フィトンチッド」を人が吸うことで以下の効果が得られるそうです。
・新陣代謝促が上がり、老廃物を排出
・抵抗力が上がり、自然治癒力up
日本の田舎で、カリブ諸島グアドループ島の森林浴を試してみよう
カリブ諸島グアドループ島の森
地方移住で、なぜカリブ諸島の話になる!と思った方、ちょっとまって下さいね。
夫がよく「小川村の景色はカリブに似ている」とよく言っています。
常夏のカリブですが、私も「村の景色が夫の実家でみた風景と似ている」と感じることがあります。
それは、山と海で囲まれたマルティニーク島の景観にあるのだと思います。
そして、マルティニーク島に行った時に訪れたもう一つの島がフランス領グアドループ島。
グアドループ島の森に入り、体験した「リラックス&ストレス発散方法」をちょっとだけご紹介します。
山道を歩く機会があったら、ぜひ試してみて下さいね↓
①木をみつめて、森を感じる
②目を閉じて森林の空気を吸う
➂沢山ある木の中から一本の木をえらび、そこに気を集中させて思いっきり叫ぶ
自分の声の波動が木に伝わり、木からの波動を感じることができます。
とても不思議体験だったのですが、森全体が自分に答えてくれている様な気がしました。
大声で叫ぶこと自体ストレス発散ですよね。たまったモヤモヤを出す!
自然が近くにある地方に移住したら、ぜひ試してみて下さい。
散歩中に感じたこと
山道を歩いていると、自然の力強さに気づかされます。
自然の原理や法則は「そうなるべくしてなっている」そんな気がします。
自然の法則からヒントを得て作られたモノが実は沢山存在します。
そして、自然から生きる力を与えてもらえるのも然り。
そんなことを感じた今朝の山道散歩での気づきを綴っていきます。
自然から学ぶことは多い
山道を歩いてると倒れかけている木を発見しました(けっこう危ない💦)
大きな木が倒れかけていますが、細い木が支えています。この光景をみて「人」という漢字を思い浮べました。
「人」という漢字は、人と人が支えあっている(金八先生)のを表現していますが、「木」という漢字をも木同士が支えあっています。
一本一本の木が森を作っている、と言えます。それぞれの木の根っこが絡みあい、森を保っている。
これは人も一緒で、人が集まり’’森’’というコミュニティを形成し、助けあって生きていくのが人間本来の姿ですよね。
そして、この木をみて下さい!この急斜でも倒れず、大地の奥深くまで根を深くはっている力強い木を。
画像では分かりにくいですが、かなりの急斜
この木を見た時、思わず「わぁ~」と口から言葉がこぼれ落ちました。
「人間なんてちっぽけなもんだなぁ。そしてなんてエゴな生き物なんだろう」と。
「自然を破壊し、自分たちのエゴだけで大量生産大量消費を繰り返す。自然をコントロールしている様に勘違いしがちだけど、自然の物凄いエネルギーを甘くみすぎてはないか。いつか自然から罰せられる日がくるんじゃないか……!?」
なんてことを、ウォーキングしながら考えていました。
山奥に集落を築くということ
散歩していると「こんな山奥にも集落がある!」と驚かされます。
山道を15分位あがると、いきなり集落が顔を出したりするからビックリです。
7~8件の世帯が集まり、暮らしを築いていることに感動します。
「一番はじめにここで暮らしはじめた家族は、どんな思いでこの地で暮らすことを決意したのだろう?」と、この集落のはじまりに思いを馳せてみたり。
何もない所からはじめるのは、とても労力のいること。
大きな古民家の庭におばぁちゃんの姿が見え、軒先には柿や干大根が干されているのを見ると、暮らしの息遣いを感じます。
空き家の古民家と日本における家族の在り方
「山道を歩けば空き家に当たる」そういっても過言ではありません。
移住者の多い小川村ですが、空き家の多さからいうと、この地で育っても外に出ていく人が多いのでしょう。
私もそうでしたが、若い時は外の世界を見たくなるのは若者の普通の感情だと思います。
「外に出てみたからこそわかる村のよさ」それに気づいて帰ってくる、私のようなUターン者も知り合いの中にはいます。
いずれにせよ、育った環境というのは自分が思うよりとても大きい存在なのです。
私も親の一人として、子供達がいずれ自然豊かな環境で暮らしてくれることを願っています。
でも、都会で暮らしたいといったら、それも経験なので反対はしないつもりですけどね。
この間、散歩中に出会った90歳のおばぁちゃんから聞いた昔の暮らしの話がとても印象的で、考えさせられました。
「昔は8~9人子供がいるのが普通だった。苦しいこともあったけど、近所の人と助けあって暮らしていた。今はみんなバラバラに暮らし、人とのつながりが希薄になった。今の暮らしには人情がない。これがいいのかわからない」と。
家族がバラバラで暮らすのは、今の日本では仕方ないことなのかもしれません。
ただ、遠くにいても家族を思う気持ちを忘れない、そういう社会を作っていくべきだよな、と。
「外ばかりみるのではなく、今あるモノに目を向ける」
なかなか難しいですが、外を見れば村の暮らしが実はとても豊かなことに気づきます。
村には、空き家バンクに登録されていない古民家もたくさんあり、家族もほぼ管理していないので放置されている状態の空き家が多いです。
私の知り合いに、買いたい古民家を見つけたけど、家族にコンタクトをとっても相続の問題で結局購入できなかった、という知り合いがいます。
家族がバラバラになり遠くに暮らしていると、家を売るのもなかなか難しい問題ですね。
まとめ
地方移住の一番の魅力は、自然の豊かさを日常の中で感じられることだと思います。
家から2時間のウォーキングで森林浴ができるなんて、ホントに贅沢です。
私にとってウォーキングは、歩くことで普段みない景色をみて色々考えたり想像したりできる、いわばプチ旅行みたいなもの。
脳内を整理整頓できる方法の1つでもあるので、今後も体力作りを兼ねて継続していきます。
そして、森林浴で免疫アップし、どうせなら病院や薬に頼らない暮らしをしていきたいですね。
ここまでお読みいただきありがとうございました。
またね!a bientot!
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