バイリンガル育児 専門家による就学前の言語能力調査&就学前のアドバイスとは?

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こんにちは~、ひろぴです。

全く更新ができておらず……数カ月ぶりの投稿です。

今回は、バイリンガル環境で育つ6歳の娘について記録しておこうと思います。

夫の母語であるフランス語は、国連の公用語でもあり世界で1億6千万人に話されているそうです。

とはいえ、日本における日仏バイリンガルの情報って案外少なくて、私もこれまで色々悩んできました。

「他の日仏家庭はどうやって子供の日本語&フランス語を維持しているの?」

ネットで検索しても、日英バイリンガル教育の情報は沢山あるけど、日仏バイリンガルの情報がない!

悩んだ末、フランス語&日本語の教師であり「日仏家庭の継承言語」について研究しているAちゃんに相談。

実は我が家、友人で言語研究者のAちゃんの研究対象になっています。

色々なアドバイスをもらう中、小学校に入学前に一度、長女の様子を見にきてくれることに。

言語能力の様子や小学校に入る前にできる準備についてアドバイスをもらいました。

この記事では、こんなことを紹介しています。

  • 6歳の長女の日本語&フランス語の現在の能力&課題
  • 実際に使っている言葉遊びゲームの紹介
  • フランス語を維持するためにすべきこと
 

同じ悩みを抱える日仏家庭の方、ぜひ情報を共有してもらえると嬉しいです。

6歳長女の母語は日本語?フランス語?

今回、友人のAちゃんに、長女の日本語力とフランス語力のバランスについて、3日間一緒に過ごしながらみてもらいました。

何となく、「フランス語の方がスラスラ話せているかも・・・」とは思っていましたが……

どうやら6歳長女の母語は現時点ではフランス語だそうです。

「え!?そうなの?!いや、まさか……」とは思いましたが、専門家に言われて妙に納得してしまいました。

日本で暮らしているのになぜフランス語が母語になったの?

その最大の理由は、家族の会話がフランス語であることです。

・家ではフランス語
・パパとはフランス語
・家で見るアニメはフランス語
・兄弟の会話はフランス語

日本の公立の保育園に通ってはいますが、会話量は圧倒的にフランス語の方が多いです。

逆に保育園で行った言語能力検査では、日本語能力が3歳だと診断されました((;’∀’))その理由は、フランス語脳になっているからなんですね。

実際、日本語を話す時の<主語+動詞の並び>がおかしいなと感じる時があり、今後正しい日本語を話せるようになるのか、多少不安ではあります。

Aちゃんから言われたのは母語を大事にすること。

最近、長女から「○○は日本語で何て言うの?」とよく聞かれます。

フランス語&日本語、両方の意味が分かってくるようになれば日本語の語彙も増えていくのかもしれません。

実際に、絵カードを見せて、フランス語と日本語で回答させると、2か国語で答えられるモノと、日本語のみ・フランス語のみでしか答えられないモノがありました。

身近で簡単なモノについては、日本語&フランス語も分かっている様です。

就学前にできる言葉遊びゲームの紹介

来年の4月から小学生になる長女。

生活で使う日本語は理解できても、日本語能力3歳の長女にとって、小学校1年生の日本語での授業は難しいことは容易に想像できます。

日本語での学習についていけるか……ちょっと不安はあります。

視覚情報をキャッチしやすい、と言語能力検査の面談で言われたばかり。目に入ってくる情報を敏感にキャッチするかわりに、耳からの情報が入りにくい傾向にあるそうです。

授業で先生の言っていることが分からないと集中力を欠きそうです。

そんな不安要素をできるだけ減らすために、Aちゃんから教えてもらったのは<手作り言葉遊びゲーム>です。

それがこちら↓(100均などで購入した手作りカード)

画像

最近、長女はアルファベットとひらがなに興味を持ち始めたようで、マネして書いています。

ひらがなの書き順を教えると嫌がるので、今は自由に書かせてています。

フランス語を維持するためにすべきこと

小学校に入ると圧倒的に「日本語」を使う機会が増えていきます。宿題も出るので、家でも日本語を学習する時間が自然と増えていきます。

そこで、どうやってフランス語に触れる機会を増やし、フランス語を維持していくかが問題です。

そこで、Aちゃんからフランス語を維持していくためのアドバイスをもらいました。

・パパの家族と会話の時間を定期的にもつ
・日時を決めて、週一で30分ほどのフランス語の学習に取り組む
・近くの地域に暮らす日仏家庭との交流をもつ

「パパとの会話はフランス語」であることと、パパがかなりの!おしゃべりで雑学博士なので子供達のフランス語維持にかなり貢献しています。小学校に入ってからどうなるのか……不安はありますが、何とかなるような気がしています。

逆に、日本語の遅れにしばらく奮闘することになるでしょう。

私の周りもそうですが、日仏カップルの大半は夫婦の会話は「英語」の家庭が多いようです。だからこそ、日仏家庭における言語教育の情報が少ないのかもしれません。

うちは、たまたま知り合いだったAちゃんのアドバイスがもらえる環境にあるので、同じ悩みを抱えている日仏家庭の参考になれば嬉しいです。

また、今は大変に思うかもしれないバイリンガル育児ですが、長い目で見れば子供達にプラスになることが沢山ある、とAちゃんが教えてくれましした。

そんなことを聞くと、バイリンガル育児をしている親子さんのモチベーションアップにもつながりますよね。

我が家の場合、夫の日本語能力が低く娘達がフランス語を話せないとパパと会話ができなくなる、という問題があります。また、夫の家族とのコミュケーションができなくなるのはどうしても避けたい!という気持ちがあり、フランス語を維持させてあげたいと思っています。

フランス語だけでなく国際言語である英語も習得してほしいですね、将来的には。

ちなみに長女は英語にも興味があるようで、英語で10まで数えていました。多分、どこかで聞いたのでしょう。
バイリンガル環境だと自然と異なる言語に対して敏感だと感じます。

「世界にはいくつもの言語が存在する」という認識を小さい頃から持っているのは、なかなか貴重なことですよね。

 

まとめ

来年小学校に入る6歳の長女の言語能力は今現在3歳。

言語の専門家であるAちゃんによると、長女の母国語はフランス語だそうです。

日本語が遅れているということで、日本語のカードゲームをすすめられました。

また、小学校に入ってからどうフランス語を維持していか?という課題があります。

フランス語を維持していくために、Aちゃんから3つのアドバイスをもらいました。

①パパの家族と会話の時間を定期的にもつ
日時を決めて、週一で30分ほどのフランス語の学習に取り組む
➂近くの地域に暮らす日仏家庭との交流をもつ

特に、就学前に大事なこととして②をある程度継続していくことが大事なようです。 

日本語以外の言語を話せることで子供の可能性は広がると思っています。

大陸続きのヨーロッパあたりは、英語・数か国語話せるのは当たり前。近隣諸国と言語が似ているので、習得しやすいというのもあるとは思いますが。

実際にバイリンガル環境で子育てして感じるのは、「子供は環境に適応する生き物だ」ということです。

パパとママが日本語でも、例えば英語を沢山聞かせてあげるなどの環境を作ってあげさえすれば、子供の耳は英語が話せなくても英語を吸収する耳にはなっているはず。

誰もその単語の意味を教えたわけじゃないのに、ちゃんと意味を理解している子供達をみていると、子供って天才?!と思います。でも、天才でもなんでもなくて、ただ生まれた時からバイリンガル環境で育っている、というだけのことなんですよね。

そういう意味でも、言語学習はできるだけ脳が柔らかいうちに始めるべきだと感じています。

来年、小学校に入って長女のフランス語&日本語比率がどう変わっていくか?見守っていきたいと思います。

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