日仏ハーフ、2カ国語習得方法とバイリンガルに必要な環境って?

バイリンガル育児
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Bonjour(こんにちは)!ひろぴーです。

日仏バイリンガル育児順調ですか?

つい最近、5歳になった長女は、次女3歳に比べるとやはり仏語&日本語力とも徐々に上がってきています。

例えば・・・

・パパとは支障なくフランス語を話せる
・一人の世界に入る時もフランス語
・姉妹の会話は90%フランス語
・自然なフランス語を話せる(言い回し&ニュアンスなど)

3歳半くらいまでは、日本語もフランス語も怪しかった長女に、その当時は「大丈夫かな?」と心配していました。

それでも、坦々と家でのパパとの会話はフランス語を貫き通してきた我が家。

その中で、実践してきたことをお伝えします。

「2カ国語とも上手に話せなくて、大丈夫かな?」

そんな疑問を抱いている、日仏ハーフをもつ日本人の方の参考になれば嬉しいです。

 

家での会話は何語?

バイリンガル教育でよく言われるのが「一話者一言語」の法則です。

当初、うちもそれを実践しようと思っていました。

ですが、夫の日本語力が乏しすぎるため、「家族の会話はフランス語」を徹底することにしました。
(とはいってもかなり悩みましたし、子供と私の会話は、今もフラフラしてしまうことがありますが(汗))

どういうことかというと、小学校に行き出して日本語しか話さなくなったらパパと会話ができない問題が発生するかも、ということです。

それだけは、避けたい!

ということで、今現在我が家の【子供達の家での会話】はこんな感じです。

・パパとは完全フランス語
・ママとは日本語&フランス語(パパがいない時だけ)
・パパがいる時の家族の会話は完全フランス語
・姉妹の会話は90%フランス語

サラはここ最近、フランス語も日本語も話し始め、だいたい話す単語の比率は同じくらいです。

長女のフランス語力は私が話すフランス語レベルをもうすぐ超えるんじゃないか(まぁ、たいしたことなんですが)と思うほどフランス語が自然に出てきています。

生活の中で活きた言語を学ぶと、話す言葉に不自然さがないんですよね。

これからどう2人のフランス語と日本語の話す比率が変わっていくかわかりませんが、小学校に上がる前に、ある程度のランス語力を身につけてほしいと思ってます。

でも、最近気になることが・・・

私が日本語で話しかけても、仏語で返事が返ってくることが多い長女。

特に次女は、1つのフレーズの中に、日本語&仏語がごちゃまぜになってきているので「おぉヤバい」となっています。

多分、これは私のせいかなと思っています。

日本語で聞いても、長女が仏語で返答するので、私もこちゃまぜになってきています。

今後の課題の1つです。

家でのフランス語習得方法

相変わらず、家で実践しているフランス語を伸ばす努力といえばこの2つ。

①フランス語のDVDやアニメを見る
②パパとはフランス語オンリー

逆に、それ以外は何もしていません。

①フランス語のDVDやアニメ

子供たちが見たいというのもあって見せているのですが、これが一番子供達のフランス語力を伸ばしてくれてる要因だと思ってます。

アニメの中でキャラクターが話している会話を映像と音、視覚と聴覚でとらえているので、どんなシチュエーションで言葉を使えばいいか、自然に習得してるんですよね。

たまにびっくりします。
「えっ!?、そんな単語知ってるの?、そんなフレーズ言えるの?」

大人も外国語勉強方法の一つに映画を見たりしますよね?
始めは何言っているのかチンプンカンですよね?

でも不思議なもんで、たくさん、繰り返し映画を見て、聞くことでインプットされているんですね。(見てる時は分かりません)

単語やフレーズを、生活の中で聞いたり、使う場面に遭遇することで

「頭の引き出しにしまっていた、あの映画の中で聞いたセリフ!」

という感じで、言葉を吸収していくんです。

インプット(聞く) して アウトプット(話す) する。

これが外国語学習で一番大事。(そんなの言われなくても分かってますって(笑)?)

大人になって外国語を学ぶと始めのうちは、頭の中で外国語を日本語に変換しがちなんですが
子供はそれがないんですね。

言葉を音楽の歌詞みたいな感じでとらえています

聞いた音をそのまま、言葉に出す。(シンプルです)

子供の脳がほしい・・・子供って天才じゃん!

あと、パパと話す事でアウトプットしている、これも大きいですね。

②外国人親とはフランス語オンリーが鉄則

パパの日本語力が乏しいおかげで(幸か不幸か)、パパは家の中ではいっさい日本語を話しません。

外国人だからそんなの当たり前じゃん!って思うかもしれません。

でも私の周りにも実際、いるんです。

ハーフでも外国人親の母語を話さない、話すのを拒否するハーフの子供たちが。

やっぱりその家は(日本在住、パパが外国人)家の中で、日本語で話す比率が高い。

  • 例1:ママがパパの言語を話せないので、家族の会話は日本語。パパは仕事でほぼ不在。
  • 例2:パパが日本語ペラペラで、子供たちが段々2つ目の母語を話すことが面倒くさくなる

例1&2についてちょっと考えてみたいと思います。

主に、日本に住んでいる国際結婚カップルについて思うことです。

国際結婚して、都会に住んでいるとそれなりに、国際結婚して日本で子育てしている夫婦と知り合いになります。

私の周りの国際結婚カップルは全員ダンナが外国人です。
日本語レベルはみな高くて、日常会話なら問題なく話せます。

【夫婦の会話で一番多いパターン(日本在住)】

パターン①
・夫婦の会話:英語
・子供との会話:それぞれの言語

パターン②(バイリンガルになる確率が高い)
・夫婦の会話:外国人のパートナーの言語
・子供との会話:家族で話す時は外国人のパートナーの言語

パターン➂
・夫婦の会話:日本語(奥さんが外国語を話せない)
・子供との会話:それぞれの言語

それぞれの環境によって、使う言語が違うので一概には言えないんですが、私の周りにはこんな感じの国際結婚カップルが多いですね。

それぞれの環境に合わせて「子供の言語教育をどうしていけばいいのか?」を考えていけばいいと思います。

たくさん言語にふれる、という観点からいえばパターン②が2つ目の母語を日常生活で聞く機会が一番多いですね。

 

環境は大事!子供をバイリンガルに育てたご夫婦の【3つの勝因】

バイリンガルの育てるには、やはり環境作りは大事。

3人のお子さんをバイリンガルに育て上げた日独ご夫婦の例をご紹介します。

日本におけるドイツ語普及率もフランス語と同じくらい低いと思うので、英語圏よりは参考になるかと思います。

【家族構成】

ダンナさんが日本人、奥さんがドイツ人。
子供:女の子3人(3人とも成人)

このご夫婦がどのようにバイリンガル教育に成功したのでしょう?

その3つの勝因とはこちら。

①夫婦の会話、家族の会話は完全にドイツ語だった
②定期的に奥さんの実家があるドイツに帰省していた

やっぱり、家では完全にドイツ語だったんですね!

なんと!「子供たちは日本人の友達もみんな、家に帰ったらドイツ語を話していると思っていた」そうです。

↑これ、凄くないですか?!それほどまでに、家族での会話はドイツ語を徹底していたことがわかります。

②に関しては、会社を経営されているので、定期的にドイツに帰省する経済的余裕もあったことが、勝因かなと思います。

日本にいると、家族が外国語で話していても、周りがほとんど日本語だから段々日本語に染まっていきます。
でも、定期的に家族以外の人と2つ目の母語に触れさせてあげる、とうのはとても大事だと思っています。

うちのダンナ(ラスタ)は超がつくおしゃべり好きで家族とよくテレビ電話しているので、それは子供達のフランス語力を伸ばすうえで、とてもいい刺激をもらっています。

遠い家族とのテレビ電話、言葉だけの問題じゃありません。

同じ地球上にもう一つの家族がいるんだよ、と小さいうちから伝えていくことも子供達のアイデンティティを育てるうえで大事なことだと思ってます。

「パパとママ以外にもフランス語を話す人がいるんだ」って、何となく思ってくれる様になるかなと。

子供も大人と同様、必要に迫られないと外国語を学ぼう、話そうとは思わないんですよね。
だから、ダンナの家族とのコミュニケーションはとても大切にしています。

 

親がどこまでのフランス語レベルを望むのかを決めておく

パパとママの国籍、言葉が違う子供たちが2つ目の母語をどれだけ習得できるか?

やはり、これは親の努力につきると思います。

そして、2つ目の母語能力の目標設定を、小さいうちからしておくことが大事なんじゃないかと思います。

私達夫婦が子供に望むフランス語能力は

①パパとマルティニーク島の家族との意思疎通が問題なくできるフランス語力
②日常生活に支障のないレベルの読み書き

これが娘たちに望む最低限のフランス語能力です。

外国人家族との意思疎通が問題なくできるフランス語力

私達夫婦がバイリンガル育児で、一番望んでいるのは「パパの家族との意思疎通ができること」です。

これに関しては、家でフランス語を話すことを徹底していけば、夫との家族との会話はなんとかなる気がしています。(今の所)

せっかく、パパが外国人で2つの文化を持って生まれたのだから、やはり夫の家族との会話ができることは必須だと思っています。

世界中にいる家族とコミュニケーションできるなんて、生粋の日本人からしたら羨ましすぎます。

夫の家族とのコミュニケーションは、娘たちの視野を広げてもくれるでしょう。

田舎で暮らしていても、世界を感じられる世界を持っていることはとても豊かなことだと感じます。

だから、

将来子供たちが、フランス語をもっと勉強したい!と思った時は、全力で応援してあげようと思います。

ちなみに、うちの子供たちは超パパっこ。

パパと意思疎通ができなくなるのは子供たちにとっても悲しいこと。

もともと、超がつくおしゃべり好きの夫は、娘たちに将来無視されぬよう、頑張って話しかけています。(笑)

日仏バイリンガルになるように、意識していること

我が家が日仏バイリンガルに意識していることは、この2つ。

・パパが話かけまくる
・文化について継承する

【パパが話かけまくる】

うちのダンナは放っといたら、ずっと話しているおしゃべり大好き人間。
もちろん、子供たちにもずっと話しかけています。(たまに聞いてなくても、ずっと話していたり)
これは家でずっとラジオがかかっている様なものですよね。(諸学校の頃「君はラジオを食べたのか?」と聞かれたことがあるそう。)
最近、ダンナのおしゃべり好きが子供達のフランス語取得に、大いに役立ってる事に気づき始めました。

【文化について継承する】

ダンナは将来、自分の好きな宇宙とか、サイエンスとか、黒人の歴史も伝えたいと言っています。

これにはだいぶ、フランス能力が必要そうですが、普段からそうものに興味を持つ様、本・DVDを見せたりしています。
家でもいつも音楽が流れています。

ジェームス・ブラウンのアフロヘアを見ると「パパだ!」っていってます(笑)

日常生活に支障のないレベルの読み書き

どうせなら、フランス語の読み書きもできてほしいと思っています。

せっかくバイリンガルになれる環境に生まれた子供達、私達も最大限サポートしてあげたいと思っています。

ですが、フランス語の読み書きに関しては、勉強する時間をあえて作らないと難しいようです。

1つ目の母語【日本語の読み書きの年齢】について、少し調べてみました。

母語の場合、読みは4歳、書きは4~5歳くらいが目安みたいですね。
「4歳でもう読めるの!?」って今、つい口に出していってしまいました。
簡単な本なら読めるってことですね。

そういえば、リタの年少クラスのお友達の様子を見てると、だいぶ言葉の早いと感じていたんだけど、もしかしてみんなもう本読めるのかな・・・・・今度聞いてみよう。

同じクラスの子と比べる必要はないってわかっていも、日本語のおぼつかない感じはやっぱりあって、この遅れは小学校に入ったら追いつくのか心配はあるので、今後を見守りたいと思います。

 

まとめ

ハーフの子供の2カ国語取得方法:DVD アニメ

バイリンガルに必要な環境って?:家ではフランス語で話すことを徹底する
外国人のパパの家族とテレビ電話で話す

今現在はこんな感じでフランス語を話せるようになってきています。

外国人と結婚されたほとんどの方は

「子供たちに2カ国語を話せる様になってほしい」と望んでいるはずです。

子供たちにとっても、2カ国語を習得できる環境にあるのは、親からのプレゼントみたいなものだと思います。

せっかくもらったプレゼントも開けないないままにしていたら
将来「えっ!?こんないいものが入っていたの?知らなかった・・・(残念)」

「でも、もう使えない!」

そんなことになるのは悲しいので、やっぱり2カ国語を話せる様になってほしいと思います。

今後のリタとサラのフランス語、そしてもちろん日本語の発達もしっかり見守っていこうと思います。

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