こんにちは、ひろぴーです。
バイリンガル育児を実践中の方、バイリンガル育児は順調ですか?
「悩み。。。あると言えば、あるかな?」
「今の所問題ないかな」
環境や年齢、子供の性格にもよるし、それぞれですよね。
我が家もしかり、バイリンガル育児の不安や疑問があったんですが、つい先日そんな疑問&不安をスッキリ解消できる出来事がありました。
(次の項目でお話しますね)
「お~!これは未就学児をもつ、日仏家庭の方と共有したい!」と思い、忘れないうちに記事にしています。
具体的には、これらのことについて、4回に分けて掘り下げていきます↓
今回は「①我が家のハーフ娘たちの抱える問題」についてお伝えしていきます。
②バイリンガルに育てるための具体的なアドバイス&課題
未就学児のバイリンガル育児実践中、日仏家庭の悩み&疑問、その具体的な解決策について我が家を例にご紹介していきますので、ぜひ参考にしてみて下さい。
「なんとなくでバイリンガル育児をしているけど、ちょっと不安もある」そんなバイリンガル育児を実践中のあなたに必見の記事ですよ。
さて、冒頭にもお伝えした「疑問&不安をスッキリ解消できる出来事」ですが、つい先日、大学時代のクラブの先輩から一本のメールが届いたんです。
「ひろぴー、研究に協力してくれない?」
実はその先輩、卒業した大学のフランス語学科で講師をされている、とても権威のある方です(私は○○ちゃんと呼んでますが💦)。
日本における、母語継承の研究を始めるにあたって、日仏家庭にヒアリングしたいということで、私にお声がかかったわけです。
まずは、今のバイリンガル育児の状況と&悩みを教えてほしいということで、まとめました。
我が家のバイリンガル育児の悩み
我が家は女の子が2人、長女(4歳11カ月)、次女(3歳2カ月)です。家庭でのバイリンガル育児環境はこんな感じです↓
・パパとは完全フランス語(今の所、コミュニケ―ションに問題なし)
・ママとは20%日本語
・家族4人の会話はフランス語
・家での姉妹の会話はフランス語99%
・家で見るビデオはフランス語のみ
・最低2週間に1回は、パパの家族とビデオ通話
・フランス語の本はたまに読む
長女、次女の2人の様子について、詳しく解説していきます。
保育園での長女(4歳11カ月)の様子
現在4歳11カ月の長女の特徴は、こんな感じです。
→自分の気持ちを伝えきれず、泣いてしまう
・アルファべット&数字を勉強中だが、なかなか進まない
→性格的に喜怒哀楽が激しいので、できないと「もうやだ!」とすぐに嫌になってしまう
・私と話す時は、フランス語と日本語が混ざる時がある
・「パジャマ」などの外来語がフランス語読み「ピジャマ」になってしまうことがある
長女は、3歳1カ月で未満児クラスに入所しました。
年少(3歳8カ月)になって段々日本語も伸びてきました。
現在、4歳11カ月ですがまだわからない単語もある様ですが、だいぶ日本語でも自分の気持ちを言える様になってきた、と担任の先生が。
でも、つい最近の懇談会では、30分に一度泣いているとか……言葉で伝えられるけど、とりあえず「泣く」というのは、しみついてしまった習慣の様なものかもしれません。
まだ、ちょっと時間がかかりそうです。
保育園での次女(3歳2カ月)の様子
3歳2カ月になった次女の様子は、こんな感じです。
・バイリンガル育児について、保育園の先生に理解してもらうのが難しい
・日本語力が低いことをたまに指摘される
・担任から「まずは日本語をベースにした方がいい」と言われた
・保育園でもフランス語を話す時がある
・最近は、日本語もだいぶでるようになってきた(でも、他のお友達よりも遅い)
次女もだいぶ、日本語とフランス語が出てくる様になってきましたが、クラスの中で日本語の遅れが目立つのか、分からない単語がある度に担任の先生に指摘されます。
担任の先生がバイリンガルについての知識がないのは仕方なのですが、どう説明すればいいのか悩みます。
やはり、他の日本人のお友達と比べてしまうと、言語の遅れがあるようです。
つい先日、一日違いで産まれた従妹のKちゃんと遊びましたが、やはり「言葉がスラスラ出てこないなぁ」という印象を受けました。
長女の様子を見ていると、3歳半過ぎた位からフランス語&日本語力が上がったので、次女に関してももうしばらしく様子をみていこうと思います。
日仏家庭が日本でバイリンガルを育てる上での問題点
日仏家庭が日本で、バイリンガルを育てるうえでの根本的な問題について、少しふれたいと思います。
先輩とオンラインで話したのですが、まず始めの一声が
「日本は、特殊な国だよね~」と。
そして、日仏ハーフの日本でのバイリンガル教育について、下記3点を指摘していました。
・日本は多様性が進んでいないため、バイリンガルがハンデだと思われる面がある
・小学校に入ると、3つの文字タイプ【漢字・ひらがな・カタカナ】を覚えないといけないため、2カ国語勉強する余裕がなくなる(フランス語を話すことが面倒になる)
・日本語教育では、英語の方が比重が大きいので、フランス語バイリンガルは母語継承が難しい面がある
少し、深く掘り下げていきましょう。
日本ではバイリンガルはハンデ?
日本は単一言語国家なので、バイリンガル教育自体がナンセンス!的雰囲気がありますよね。
でも実は、世界を見てみれば公用語が2カ国語、3カ国語なんて国もあるし、むしろ大陸に住む人にとって数カ国語話せることは当たり前だったります。
うちの娘たちもそうですが、2カ国語同時に学ぶことで日本語が遅れる、というマイナスイメージが特に教育現場に携わる先生方に強い傾向にあるんじゃないかと思います。
保育園の先生と話していても、まずは「日本語を基礎にするべきだ」と思っている節があり、バイリンガルのいい面など考えたこともない、といった感じです。
教育現場にいる先生たちの意識が変わらない限り、いつまでたっても実践的な英語教育ができないのでは?と思うんです。
小学校に入ると日本語の比重が多くなり、フランス語を話すのが面倒になる
小学校に入ると、日本語特有の3つの文字タイプ【漢字・ひらがな・カタカナ】を覚えないといけないため、2カ国語勉強する余裕がなくなったり、フランス語を話すこと自体が面倒くさくなる様です。

子供達だけで遊ぶ機会も増えていくでしょうね。
そうですよね。
小学校高学年になると子供同士で遊ぶことも増えていくでしょうし、テレビ番組の話題についていきたくて家で日本語のテレビみたがったりしますよね。
ひろぴーが一番、心配なのは長女の性格+日本語の遅れです。
日本語が他のお友達より遅いうえに、すぐに「できない」ってなっちゃうので日本語もフランス語も放棄しないか心配です。
あと、日本語がみんなに追いつけないことで、フランス語の勉強を放置しないかも心配ですね。
でも、先輩からこんなことを言われました。
’’バイリンガル育児をあきらめず続けていくことは子供への最高のプレゼント’’
だから、せっかくのバイリンガル環境をいかしてあげたいと思います。
日本の教育は英語の比重が高く、フランス語の母語継承が難しい
日本語教育では、英語の比重が大きいですよね。
これについても先輩は指摘していました。
日本の小学校でも英語を取り入れていますし、日本の子供達も英語ができる子供に対しては尊敬のまなざしでみているのではないでしょうか。
英語圏のハーフの子供はそのちょっとした優越感にひたり「英語を話せる自分てかっこいい」位に思えてくれば、英語を話すことを嫌いになることなんてないはずです。
反対に、フランス語はどうでしょうか?
学校では勉強しないし、自分の家以外では使わない言語ですよね。
英語とは違い、話す環境を作ってあげないといけないのがフランス語ではないでしょうか。

そっか、英語よりフランス語の方がバイリンガルに育てるのは大変そうですね。
フランス語のバイリンガルを育てるには親の努力が必要、というわけです。
というわけで、次回は子供のバイリンガルを目指すあなたがやっておいた方がいい10個のことをお伝えします。
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